育児|産後のママの日々の習慣②|子供の上手な叱り方1

目次
- 叱るときは、過去を持ち出さないいように!
- シンプルに「今」のことだけをしっかり伝える
- 子供を叱る時は話を広げない
- 「どうなってほしいか」だけに絞り、伝える
- 叱る時に「悪い子」「〇〇な子」とを言わない
- ポイントは短く分かりやすく伝えること
叱るときは、過去を持ち出さないいように!
よくママさんから相談されるのですが、「子供に効く叱り方はありませんか?」とよく質問を受けます。子供を叱り、言うことを聞かせるのって、本当に骨が折れますよね。
子育て心理学では、叱る時にやっていいこと、悪いことがはっきり決まっています。
大きく3つのルールになるので、順に紹介していきます。

シンプルに「今」のことだけをしっかり伝える
子供に効く叱り方の一つ目のルールは「過去の話を持ち出さないこと」です。「過去」と言うとなんだか仰々しいですが、お子さんを叱っている時、「昨日もそうだった」「おとといにもそうだった」「一週間前も同じことをやっていた」と、ついつい前にあったことまで怒ってしまうことがあります。そんな経験ありませんか?

これをやめると、次の2つの効果がもたされます。
効果①:ママのイライラが減る!
子供を叱る時、ママ自身もイライラしますよね。このイライラ感、過去の話を蒸し返すことで、増長することが心理学の研究でわかっています。
つまり「いつもいつも散らかして」「何度言ったらわかるの」と、どんどん自分で叱りネタを増やしてイライラを増長させてしまうわけです。1つの事を叱るのと、5つの度重なる失敗を叱るのでは、当然必要なパワーも違います。
イライラや怒りの爆発度合いも違ってきます…!「今」のことだけに的を絞ることで、ママ自身の心に波風を立てなくて済むようになるので、イライラが起こりにくくなります。
効果②:子供自身が、なぜ叱られているのか、その内容を理解できる!
子供は徐々に言葉を覚えてる最中です。まずは名詞、動詞などの具体的な表現、その後、抽象徴的な表現、という順で覚えていきます。
つまり、具体的なことを理解することは得意ですが、抽象的なことは苦手です。例えば、子供が片付けをしない時に「いつもいつも散らかして、何度言ったらわかるの!」と叱るのでは内容がぼやけているので、「じゃあどうしたらいいの?」と子供は困惑するだけで、行動に起こせません。
でも、「このおもちゃを全部緑色のケースに片付けなさい」などと、「今」に的を絞り、1回に1つのことだけを叱ると「名詞+動詞」の具体的な表現になり、子供は自分が何言われていることを理解できるようになります。それにより、片付けようという気になり、行動につながるというわけです。
テレビを見るのをやめない場合は、「毎日毎日同じことばかり言わせて!」「何時までテレビを見ているの!」ではなく、「テレビを消して食卓につきなさい」と「名詞+動詞」で伝えることで、子供にとっても自分たちがすべきことがはっきりわかるので、迷わず行動ができ、ママさんだけがイライラすることもなくなります。
子供は抽象的な表現が苦手です。具体的に言われないと動けません。だから「今」起こっていることだけを叱るようにしましょう。これは、 シンプルに「今」のことだけをしっかり伝える 」です。
お子さんを叱る回数もどんどん減っていくことになるでしょう。

子供を叱る時は話を広げない
「効く叱り方」2つ目のルールは話を広げないことです。1つ目の「過去の話を持ち出さないルール」では、今に集中…つまり、時間的なとらえ方を短くするのがポイントでしたが、このルールは、「内容を一つに集中」つまり、空間的な捉え方を狭くするのがポイントです。
子供を叱り始めると、つい「あれも、これも言っておかなきゃ」とどんどん話の内容が広がってしまうことはありませんか?
「水をこぼした」と思ったら、「ご飯もポロポロ落としている」、「ほら髪の毛がクチに入ってるよ」、「もうちゃんと座って、危ないないでしょうが」最初は、「水をこぼした」と1つ悪い所に気づいただけだったのに、「ご飯もー」「髪の毛がー」と、次から次へと悪いことが目に入ってしまい、「気付いたからには言っておかなきゃ」と言葉にします。
その気持ちよくわかります!でも、その一方で「また言い過ぎちゃった」と思うときはありませんか?叱り方について、相談されるママさんの多くが「つい言いすぎてしまって、後で自己嫌悪に陥るんです」とおっしゃっています。
今の段階で叱り方を変えたほうがいいと、気づくことができるのは素晴らしいことです。実は、この状態から、さらに進行すると、「これでもかこれでもか」と悪い事をかき集めては叱るという、いわゆる「悪い所探しモード」になってしまい「何をやってもダメなんだから」「何にもできない子ね」などと子供の性格、個性を否定してしまう発言に…。
『この叱り方は効果がありません!』子供が、前向きに成長するための叱り方をしていきましょう。
「どうなってほしいか」だけに絞り、伝える
「何をやってもダメなんだから」と叱られた子供が悪いことを直そうにも「言葉に具体性がないため」何をすればいいかわからないため、結局動く(直す)ことができずません。一方、ママもいつまでたっても変わらない子供の様子に、イライラしてしまいます。イライラしてるママさんはに、子供はオロオロするばかりです。
せっかくの成長のチャンスなのに、お互い前に進めなくなってしまいます。もったいないですよね。例えば子供が壁に鉛筆でいたずら書きをした時「まったく、次から次へとママを困らせるようなことばかりして!」と言いそうになったら、それを自らストップしましょう。
そして、その気持ちを切り替えましょう。このとき大切なのは、「お絵かきは紙にするもの」だと覚えてもらうことですよね!だから、このことだけに、気持ちを向けた言葉で叱りましょう。
「壁に鉛筆でお絵描きするのはダメよ」「お絵書きは紙に書くもの」と具体的になる様に、抽象的な表現を避け、子供が理解できるように、分かりやすく噛み砕いて伝えましょう。
そうすることで「1つのことだけを集中にした叱り方」になります。もちろん、大切なことを伝えたいからと、いつもお叱りモードになる必要はありません。子供が着替えをモタモタやっているのに気付いたとします。
「全くこの子は何やらせてもグズなんだから」と、ついつい口から出そうになったら、その言葉をグッと飲み込んでください。「ママと一緒にお着替えの競争しよう!よーいドン」などゲーム性を持たせるのもOKです。
お子さんの年齢や性格に合ったアプローチで、やる気を促すような声をかけましょう。叱る時に
①過去を持ち出すない
②話を広げないこと
『この2つは叱り方のゴールデンルール』です。「叱る=イライラの方程式」がなくなります。ぜひ活用してください。

叱る時に「悪い子」「〇〇な子」とを言わない
「効く叱り方」の3つ目のルールは「何何な子」という表現を使わないことです。これは、ママさんなら誰もが願う、「子供を傷つけずに叱りたい」を簡単に実践できる叱り方です。それではここで質問です。
1:「お友達を叩くのは悪いことよ」
2:「お友達を叩く子は悪い子よ」
この違いわかりますか?
1つ目はその子の「行動」を否定していますが、2つ目はその子「自身」を否定しています。同じような事を言ってるようで、子供には全く違うメッセージを送っているのです。
皆さんもご存知のように、子供は1度や2度注意したぐらいでは、言うことを聞きません。何度も注意しても言うことを聞かないと、つい「悪い子」と言ってしまいたくなることもあるでしょう。
でも、あなたは「悪い子ね」と最愛のママに言われると、子供は僕は(私)はダメな子なんだと、自分で自分を否定するようになります。時には「そんなことを言うママなんか大嫌いだ」と反抗的な態度に出る子もいます。一旦こうなってしまうと、ママの言葉がその子の心に届かなくなってしまいます。
その子の「行動に対してダメ」というのと、その子「自身をダメ」というのとでは、人生を変えてしまうほどの大きな違いがあります。叱ることの目的は、子供の誤った行動を改めさせることです。その子を傷つける必要は全くありません。

ポイントは短く分かりやすく伝えること
「~しなさい」「~をやめなさい」をなるべく短く伝えないと子供は理解できません。 子供はたくさんのいたずらや失敗をしながら成長していくものなので、よくない行動を注意したり、叱ったりというのは親として当然やってあげるべきことです。
ただし、「その子自身を否定しない」ように気をつけることも親の務めです。少しでも傷つけてしまうと、ママの言葉は子供に届かなくなります。「子供の行動だけ」を叱るには、次の2つの公式が便利です。
・ぐずぐず、もたもたしている時は、その行動をするように「何何しなさい」
・いつまでもやめない時は、その行動をストップするように「何何をやめなさい」
これらを普通の表情、普通の声のトーンで、短く分かりやすく伝えるのです。拍子抜けするほど簡単ですよね。叱り方って究極を求めれば求めるほど、シンプルになっていきます。子供に本当に伝えたいメッセージだけを言葉にすることが、最も効果的という理由です。
例えば、準備がいつも遅い子には「まったくモタモタしてグズな子なんだから」ではなく、「トイレが終わったら、すぐ靴を履いて出発よ!」とか
テレビの音量をいつも大きくしてしまう子には「全く聞き分けのない子ね」ではなく「ボリュームを8まで落としてちょうだい」と、その子が取るべき正しい行動内容を明確に指示してあげましょう。
そうすることで、子どもは傷つかとなく、自分が取ってしまった悪い行動、誤った行動に素直に 目をむけやすくなり、正しい行動に移せるようになっていくと思います。
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ママの習慣④上手な叱り方2 》
ママの習慣⑤上手な叱り方3 》
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